おせち料理を作る時には、様々な食材の準備が必要となります。
普段はあまり使わない食材もあるため、選び方や保存方法をおさえておくと安心です。
黒豆は新豆を使うと、色よく柔らかく仕上がります。
つやがあるもの、粒がそろったもの、乾燥したものを選びます。
早めに購入した場合は、涼しいところで保存するようにします。
数の子には、塩漬けした塩数の子と、乾燥した干し数の子があります。
卵粒がはっきりしていて詰まっているもの、身に厚みがあるものを選ぶようにします。
数の子は冷蔵庫で一ヶ月ぐらい保存することができます。
田作りはごまめとも呼ばれ、小ぶりで欠けがなく、形がそろったものが良質です。
湿りやすいので、開封せずに冷蔵庫で保存しておくようにします。
黒豆、数の子、田作りはおせち料理には欠かせないおめでたい品で、祝い肴三種と呼ばれています。
調理はもちろん、素材選びの段階から気を配りたいところです。
おせち料理でよく使う素材に、昆布があります。
黒い色が深く、よく乾燥しているものを選ぶようにして、褐色のものは避けるほうが無難です。
煮物には味が含みやすくて早く煮える昆布を、だし用にはだしに向いている昆布を、それぞれ使い分けるようにします。
お正月が近づくと、おせち料理に向いた野菜も出回るようになります。
細長くて赤色の京にんじんは金時にんじんとも呼ばれていて、関西ではおせち料理に欠かせない食材です。
色が良くて表面がなめらかなものを選びます。新聞紙や保存袋に入れて、冷蔵庫で保管します。