おせち料理のレシピ

田作りを使ったおせち料理/定番のおせち料理のいわれとレシピ

田作りは片口鰯の小魚を乾燥させたもので、ごまめともよばれています。
小魚なのになぜ田作りというのか、不思議に思う人もいるかもしれません。
昔この小魚は、豊作を願って田畑に撒かれたことから、田作りと名づけられました。

また、田作りは小さくてもお頭付きなので、縁起が良いとされています。ごまめは「五万米(ごまめ)」という漢字を当てることもあり、五穀豊穣の願いがこめられています。
田作りもおせち料理に欠かせない、おめでたい一品となっています。
田作りは、おせち料理用の食材コーナーで、田作りまたはごまめといった名称で売られています。
田作りは、ごみや割れたものを取り除き、フッ素加工のフライパンに入れて弱火で炒ります。

菜箸で混ぜながら、ポキッと折れるぐらいまで気長に炒ります。この状態まで田作りを炒れたらフライパンから取り出し、ザルに開けて冷ましておきます。
次に、砂糖、醤油、みりん、酒をフライパンに入れて火にかけます。焦がさないように注意をしながら、泡が立ってくるまで煮詰めます。
泡が立ってきたら田作りを入れ、全体をからめながら炒りつけ、火から下します。煮汁が泡立たないうちに田作りを入れると、煮汁が田作りにからまりにくいので注意が必要です。
バットの内側に油を敷き、そこへ田作りを広げてさまします。さめると田作り同士がくっついてしまうので、煮汁をからめたら手早く広げるようにします。
出来上がった田作りに好みで白ごまをふると風味が良くなり、おせち料理らしい印象に仕上がります。

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