卵は普段からよく使う食材の一つですが、おせち料理にも使われています。
代表的なものが、伊達巻です。
伊達巻は、卵、白身魚のすり身、調味料を使いますが、白身魚を準備してすり鉢でするのが面倒だという人には、簡単な作り方がおすすめです。
それは、すり身の代わりにはんぺんを使う方法です。
まず、フードプロセッサーに卵、はんぺん、砂糖、みりん、塩を入れ、生地がなめらかになるまで回します。
はんぺんは適当にちぎって入れるだけで問題ありませんが、かけらが残らないように注意します。
次に、オーブン用のシートの周囲を折り返し、浅い箱型にします。
オーブンの天板にこの箱を置き、卵液を流します。そして十分から十五分焼きます。
ほどよい焼き色がついたらオーブンから取り出し、表面を下にして巻きすにのせ、熱いうちに巻きます。
手前から巻いて巻き終わりは下になるようにして、そのままさましたら完成です。
この調理方法はフライパンや包丁を使わないので、忙しい年末でも気軽に作ることができます。
子どもと一緒に作り、この機会に巻きすの使い方を教えるのも良いでしょう。
完成した伊達巻は一センチから二センチぐらいの食べやすい厚さに揃えて切って、盛り付けます。
ラップにくるんで冷蔵庫で保管すると、四~五日日持ちがします。
しっとりとした食感で少し甘い伊達巻は、子どもにも人気のおせち料理の一つです。
おせち料理の中では、甘味のある口取りに入り、一の重に詰めることが多くなっています。